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ペルシャ絨毯について 〜その2〜

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二本の縦糸にパイル(色糸)を絡ませ、根気よく結んでいくのが織りです。手順は(1)織り機に縦糸を巻く。(2)意匠紙に沿って前後の縦糸を交互に絡ませては適当な長さで切る、これが1ノットです。(3)横一列を結び終えたところで横糸を通し、櫛状の緯打具で締めます。(4)鋏でパイルを切りそろえます。 結び方には、手結び(ペルシャ結び)と鈎針(トルコ結び)の二通りがあり、どちらの結び方かは織り職人の出身地域や出身部族で異なります。

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織り上がると次は仕上げです。仕上げの工程は洗い・乾燥・刈り込みの三つです。
―洗い―
ブラッシングによる洗いで汚れや無駄毛を取り除くと、色が安定し光沢が増します。
−乾燥―
洗い上がった絨毯を木床にクギで固定し、織りの歪みを矯正しながら灼熱の陽射しの下で天日乾燥をします。
−刈り込み―
絨毯の表面を刈り込み、パイルの長さを均一にそろえ、細部にわたる点検が終ると完成します。

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動物や植物、風景や絵画などを写実的に織り込んだペルシャ絨毯の歴史は古く、千四百年以上も前のササン朝ペルシャに遡ります。首都クテシフォン宮殿には四季を文様に織り込んだ、30m×150mの巨大な絵画絨毯「バハレスタン(永遠なる春)」が敷かれていたと記録に残されています。タペストリーの主な産地は、起源の古い順に、ケルマン、カーシャン、タブリーズなどがあります。

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多くの職人が長い歳月をかけて完成させたペルシャ絨毯のグレードは、素材、染め、文様と色のバランス、織りの密度、歪みの有無などで決まります。

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絨毯といえば長方形が一般的です。ところが一枚一枚を人が手で織るペルシャ絨毯は円形、楕円形、正方形、六角形、八角形、ランナー…といろいろです。サイズも5,000m2のものも実在しますが、当社ではどんなスペースでもコーディネートできるよう、 20cm×30cmから6m×10mの絨毯まで各種取り揃えています。

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