テクスインテロゴ

トップページ >>> 輸入・輸出 >>> ライフスタイル >>> ペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯について 〜その1〜

spacer spacer spacer spacer spacer spacer

「実用品で美術品」その2面性が最大の特徴です。
使い込むほど味わい深く、堅牢度を増すペルシャ絨毯は、年月が経つと
ともに進化し、芸術品としての価値を高めます。

ペルシャ絨毯の素材は、大きく分けると、ウールとシルクです。厳しい風土に育つ、ペルシャ羊の生後6〜12ヶ月の子羊から採れるコルクウールには優れた耐久力があります。また養蚕に最も適しているという、イラン北部で生産される極上シルクには、素晴らしい光沢があります。

絨毯に描こうとする文様を、方眼紙の一目が絨毯の一結び(ノット)になるように、まず線画で描きます。次に色つけし、意匠紙をつくり、各部分ごとに職人に渡します。デザインの些細な狂いが絨毯の出来栄えに大きく影響するので、細心の注意と高度なデザイン力を必要とします。

深い赤、ペルシャン・ブルーの青などペルシャ絨毯の美しい色は、植物(アカネ・藍・ウコンなど)、動物、鉱物、貝類など自然の恵みを最大限に生かした草木染めです。同じ色を出すのにも、調合や染色の方法はそれぞれの染め職人に秘伝として代々受け継がれたもの。しかし最近では科学技術の急速な進歩で品質のいいものが安く出回りだしたことから化学染料も使われているのも事実です。しかし伝統のペルシャ絨毯の染めの技術は今も尚、永々と受け継がれています。

 

  次のページへ